和歌山県 高野山出身
1984年 表具屋の息子として生まれる
2007年 京都での修業後 帰山 表具 加勢田 芳雲堂の跡を継ぐ
仕事の傍ら、身の回りの自然と一緒に物作りをする
土から形を作る事も そんなひとつでした。 今回 ご一緒させていただく 和田直樹さんと親しくさせていただく中で 「自分でも焼いてみたい」という想いがふつふつと。 七輪を使った小さな窯に ふいご(昔ながらの送風器) で炭を熾し、僕の 焼きもの が始まりました。右も左も分からないまま 夢中で風を送ること五時間。あっという間でした。初めて出てきてくれた物は 全て愛おしかったです。
試行錯誤しながら 何度か焚くうちに 初めてキラキラとガラス化した物が。 あの時の嬉しさは ずっと忘れないと思います。
僕は 日頃 「宝珠」をモチーフに よく製作をしています。今回 たくさんの 宝珠を作りました。くっついたり、膨らんだりした物もありますが いろんな表情のその全てが 楽しくて 宝物です。
まだまだ未熟者ですが、そんな僕の「楽しい」を少しでも お届けできたらなと思います。
どうぞよろしくお願い致します。