土を掘るところから始める陶芸家たち=土友、30数名による陶展が京都・妙満寺で開催されます!
こんにちは。出展作家の四狭間かなたです。
2018年5月、京都の妙満寺で土友8人展が開催されました。
→ (土友8人展HPはこちら)
焼き物で使う原料を野山に分け入り自ら採るという陶芸家たちによる一回限りの展示会でした。
現代ではプロ・アマ問わず、メーカーで調整された粘土・釉薬などの原料を買って作陶するというのが当たり前です。僕らのようなわざわざ土を掘る作家はとても珍しく、あまり、というかほとんどお互いに出会うチャンスもありませんでした。
なので一緒に展示会ができたということは、一参加作家としてはとにかく楽しく、そして感慨深いものでした。
足を運んでいただいたお客様にしても皆さん時間をかけてじっくりご覧になる方ばかりでした。
そんな土友展が終わり、ほどなくしてあちらこちらから聞こえ始めてきたのは
「自分も同じようなやり方で取り組んでいる」という日本各地の作家さんたちの声でした。
そしてまた、自らも土を掘り始めたと言う作家さんも。
僕らの周りにそうした声が日増しに増えていきました。
そうなってくるとどうしても気になってきてしまいます。
どんなものを作っているんだろう? それはどんな思いで?
こうして
”大きな”土友展をやってみよう!
という事になりました。